サンショウ | みんなの森プロジェクト

サンショウ

Zanthoxylum pipertum

ミカン科

サンショウ属

むかしから葉(は)や実(み)は香辛料(こうしんりょう)として使(つか)われてきたため庭(にわ)によく植(う)えてあります。若葉(わかば)は「木(き)の芽(め)」とよび、吸(す)い物(もの)、和(あ)え物(もの)、味噌(みそ)、佃煮(つくだに)などの和食(わしょく)料理(りょうり)に使(つか)われます。雄(おす)の木(き)と雌(めす)の木(き)があって、果実(かじつ)がつく雌(めす)の木(き)を「ミザンショウ」と呼(よ)びます。葉(は)には強(つよ)いにおいがあって、ふれるだけで香(かお)りが移(うつ)ります。幹(みき)や枝(えだ)にはするどいトゲがあり、サンショウの木(き)でつくった“スリコギ”は最高級品(さいこうきゅうひん)といわれています。

花が咲く時期
4月

実がなる時期
8～9月

分類：落葉低木

サンショウの花

サンショウの実

2022.6.7 21世紀県民の森学習の森

サンショウの葉

サンショウの樹皮

つながってる
いきもの

つながってるいきもの

ナミアゲハ
ご存知のように、ナミアゲハの幼虫がサンショウの葉を食べてしまいます。木の大きさに比べ葉が小さく少ないために何匹もの幼虫がつくとサンショウは丸坊主になり、時には枯れてしまいます。幼虫は小さい頃は黒と白で、これは鳥の糞を真似していると言われています。大きくなると緑色になり、葉の色を真似ています。触ると臭い黄色のツノを出します。

カラスアゲハ
カラスアゲハの成虫せいちゅう

カラスアゲハの幼虫ようちゅう

カラスアゲハの卵たまご

カラスアゲハの蛹さなぎ

クロアゲハ
林縁部りんえんぶや林内りんないを飛とび回まわり花はなにもよく集あつまりますが、特とく
に赤あかい花はなが好すきなようです。
クロアゲハの幼虫ようちゅう

クロアゲハの成虫せいちゅう

モンキアゲハ
オオゴマダラやナガサキアゲハと並ならんで日本にほん最大さいだいのチョウです。地球ちきゅう温暖化おんだんかで現在げんざい分布域ぶんぷいきが北きたに拡大中かくだいちゅうです。
モンキアゲハの成虫せいちゅう

モンキアゲハの幼虫ようちゅう

モンキアゲハの卵たまご

モンキアゲハの蛹さなぎ