イヌシデ
Carpinus tschonoskii
カバノキ科
シデ属

神社で見られるしめ縄に紙を細長く切って下げたものを四手といいます。イヌシデの花や実が、枝から垂れ下がってつくようすがその四手によく似ているので、シデの名前がつけられました。大きく成長する木ですが、盆栽としても愛用されます。樹皮はなめらかで、白い縦じまの模様が入って美しいです。佐賀県では唐津市七山の浮岳でイヌシデの巨木を見ることができます。

4~5月

10月


2023.3.27 太良町あいあい公園


2023.8.3 太良町あいあい公園

しめ縄についた四手 花穂の形が似てるのでシデの名がつきました
つながってるいきもの
ヒメウコンカギバ
イヌシデ、アカシデ、クマシデなどシデの仲間は葉が柔らかいので、多くの昆虫が食べに集まります。そのひとつがヒメウコンカギバです。成虫のガは黄色で目立ちますので、野外でよく見かけますが、20年ほど前に脊振山の中腹でイヌシデを食べている幼虫が発見されるまでは幼虫が知られていませんでした。幼虫は枯れた花や葉に擬態しているようです。
ヒメウコンカギバ成虫
ヒメウコンカギバ幼虫
シロシャチホコ
本州から九州にかけて分布し、成虫は5~6月と8~9月の年2回見られます。明るく灰色っぽい、そして毛深い印象を持っています。幼虫は驚かせると、典型的なシャチホコガ科の特徴であるシャチホコ型にのけぞります。カバノキ科のアカシデ、イヌシデ、クマシデなどやブナ科、クルミ科、ニレ科、マンサク科、バラ科などかなり広範囲の植物を食べます。
シロシャチホコ成虫
シロシャチホコ終齢幼虫
アトジロエダシャク(蛾)
春にだけ現れる蛾です。
オガサワラカギバ(蛾)
キバラケンモン(蛾)の幼虫
クロスジシャチホコ(蛾)の成虫
クロスジシャチホコ(蛾)の幼虫
クロモンドクガ(蛾)
オスは灯りに来ることが少ないです。
アトキハマキ(蛾)
オオアトキハマキに似ますが、本種の方が前翅の地色が濃いです。
ツマジロシャチホコ(蛾)
ハスオビマドガ(蛾)
マエキリンガ(蛾)
ヨコジマナミシャク(蛾)
やってみよう!

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